移住者No.1
移住者プロフィール

令和2年5月に松前町へ移住した竹原さん。奥様とお子さん2名の4人家族で、現在松前町で畜産の牧場経営を行っています。
移住のきっかけは何ですか?
私は静岡県出身で、大学への進学を機に北海道に引っ越しました。大学では獣医学を学び、卒業後は畜産の現場を知るためにオーストラリアの畜産農家で働いていましたが、その中で日本の環境や和牛について認識を新たにし、日本で和牛の生産をしてみたいという思いを持っていた時に、松前町に畜産業への新規就農を支援する施設である「肉牛改良センター」が建設され、そこで研修生を募集していることを知りました。他の町と比較しても、松前町の取り組みは支援も手厚く、松前町でなら自分のやりたいことをやれると思い、松前町への移住を決めました。大学のときに出会った妻とは、そのときはまだ結婚しておらず、結婚を機に長崎県から松前町へ来てもらいました。
今は肉牛改良センターでの研修を終えて町内で畜産業を営んでおり、妻と2歳と0歳の息子2人の4人で生活しています。
移住後の生活はどのようなものですか?
畜産という仕事柄、休みという休みがないので、時間がある時は子どもと遊んだりしています。松前町は人口が少ない町ですが、その分すぐに農家さんたちの仲間に入れてもらえました。肉牛改良センターには同じ時期に研修生として松前町に来て、就農している仲間もいますので、休みの日は一緒に農業の道具を買いに函館へ出かけたりしています。移住する前は松前町はすごく遠いところだと思っていて、暮らしていけるのかなという不安はありましたが、町内にはスーパーやドラッグストアもあって、日常生活については思ったより不自由はないです。
移住を検討している方へのアドバイス
こどもが生まれた時にお祝金として町内で使える商品券をたくさんもらえたのがありがたかったです。町内には町立の保育所と認定保育園が1つずつあり、すぐにこどもを園に入れることができました。入園前には町立保育所で一時保育で預かってもらえたのも、とても助かりました。 町が実施している育児教室に妻が参加したときも、人口が少ない分すぐにママ友ができてよかったと話していました。
ただ、小さい町なので出産の時は函館の病院に行かざるを得なかったのが少し不便だと思いました。また、子育て支援センターなど、いつも開いている施設が隣町にしかなく、松前町にもあればうれしいなと思いました。
松前町は都市から遠いのは少し不便ですが、町内で暮らす分には暮らしやすく、のんびりした感じで人もあたたかいです。気候も北海道の中では冬も暖かく、雪も少ないですが風は強いですね。
自分は畜産業に従事しているので、町内の他の仕事については、どのようなものがあるのかあまり詳しくありませんが、農業をやりたい方は大歓迎です!
これから、町に若い人が増えて、輪が広がっていけばいいなと思っています。