水質について

松前町の水質

おいしい水の要件

厚生労働省のおいしい水研究会が出した要件があります。
その要件と松前町の水の成分を比較してみました。(各項目は1リットル当たりに含まれる量です)
区分 おいしい水研究会 松前の水(平均値) 説明
松前
上水道
西部
簡易水道
江良
簡易水道
原口
簡易水道
白神~
館浜
札前~
清部
江良 原口
硬度(カルシウム、マグネシウム等) 10~100mg 31mg 33mg 59mg 53mg 高い水は好みが分かれる
有機物(TOC) 3mg以下 0.3mg 0.4mg 0.8mg 0.6mg 多いと渋みがあり、旨みが損われる
残留塩素 0.40mg 0.42mg 0.31mg 0.48mg 0.38mg 消毒のため1リットル当たり0.1mg以上必要であるが、多すぎると臭みがある
水温 最高20度以下 最低4度
最高21度
平均12度
最低6度
最高22度
平均13度
最低3度
最高20度
平均11度
最低5度
最高22度
平均13度
季節によっても違うが、体温から20~25度低いのがおいしいとされる

(令和5年度 検査結果の一部)

松前町の水

水のおいしさは、飲む人の感覚や体調などによって違ってきます。
水に含まれるその成分の量とバランスによって水の味は微妙に変わります。
飲んでおいしいと感じる水は、ミネラル分が適度に含まれています。

松前町の水は表のとおり、おいしい水研究会の水質要件を満たしており、ミネラル分を適度に含み、くせがなく好き嫌いの少ないおいしい水です。

松前町では、町民の皆さんに安全でおいしい水を供給できるように、老朽管の改良など施設の整備と維持管理に、より一層努めてまいります。

水質検査

安全でおいしい松前町の水を、毎日皆さんの家庭や職場に届けるために水質検査を行っています。
検査をどのように実施するか水質検査計画を策定しています。
水質検査計画とは、水質検査の「項目」、「地点」、「頻度」などについて定めたもので、法令に基づき、毎年度策定し公表することが義務付けられています。
 
検査の内容 検査項目 各施設検査回数 検査方法
一般細菌、大腸菌、濁度、鉄、有機物等 9項目 浄水一般検査=1回/月
原水一般検査=4回/年
検査機関に委託
各金属類(アンチモン、遊離炭酸、トルエン、ニッケル等→管理目標項目) 18項目 1回/年
水銀、鉛、フッ素、亜鉛、ナトリウム等 51項目 1回/年
トリハロメタン、クロロホルム、臭素酸等 12項目 4回/年
色、濁り、消毒の残留効果 3項目 毎日 施設管理委託業者と
水道係職員が検査
令和6年度の水質検査計画の詳細については、こちらをご覧ください。

水質検査結果

水質検査の結果、すべての検査項目で、水質基準値に適合しており、安全性が確認されていますので、安心してお飲みいただけます。

(注)水質検査を行う項目は月によって異なります。

松前町の浄水場

松前町には4か所の浄水場があります。各浄水場の給水区域は次のとおりです。

浄水場名 給水区域
松前浄水場
(松前上水道)
館浜地区から白神地区
松前西部浄水場
(西部簡易水道)
清部地区から札前地区
江良浄水場
(江良簡易水道)
江良地区
原口浄水場
(原口簡易水道)
原口地区
 

過去の水質検査結果

令和5年度(2023年度) 令和4年度(2022年度) 令和3年度(2021年度)

有機フッ素化合物(PFOS・PFOA等)について

有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物で、PFASと呼ばれています。

その中で代表的なものとして、PFOSとPFOAがあります。
国内でも水道水から検出されている背景から、国は令和2年4月に、PFOSとPFOAを水質管理目標設定項目に位置づけ、暫定目標値(50ng/L以下)を設定しました。
松前町では令和5年(2023年)9月にPFOSとPFOAの測定を行いました。
結果はすべての浄水場で暫定目標値の1/10以下である5ng/L以下との結果となりました。暫定目標値を下回っており、健康に問題ありませんので、安心して飲用してください。
※ng/Lとは、水1リットルあたり10億分の1グラムの物質が溶解していることをあらわします。

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お問い合わせ

松前町役場 建設水道課水道係
〒049-1512 北海道松前郡松前町福山75番地1
☎0139-42-5179

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