松前追分節
指定 | 町指定 |
区分 | 無形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和41年(1966)3月10日 |
団体 | 松前郷土芸能保存会 |
紹介文
松前追分節は、その起源に諸説があるが、信州の小諸付近の馬子歌の変化したものといわれ、信州から越後に出た追分節が「越後追分」となり、さらに北上して酒田・本庄・秋田追分と日本海沿岸部に足跡を残し、松前に上陸し、日本海の北前船航路によって流入した文化の一端と考えられている。松前追分の代表的な歌詞には、
大島小島のあい通る舟は 江差通いかなつかしや
花の松前追分節に 秘めた蝦夷地の夢の数
などがある。花の松前追分節に 秘めた蝦夷地の夢の数
松前追分は本節のみよりなく、現在の江差追分も本来は松前追分と同調であり、前歌・後歌が付されて現在の歌詞となったもので、松前追分は蝦夷地追分の祖形をなすものと考えられている。