銀板写真(松前勘解由と従者像附添状)
紹介文
松前勘解由(かげゆ)は、安政元年(1854)のペリー箱館来航時に、松前藩主席応接使の任にあった家老である。この写真は安政元年(1854)ペリー艦隊従軍写真家E・ブラウン・ジュニアによって撮影された。 写真はダゲレオタイプ(銀板写真)である。当時400~500枚の写真が撮影されたと伝えられる中の現存する5枚のうち1枚で、日本最古の銀板写真である。
写真は銅板に銀メッキを施し、画面は14cm×10cm、革張りケースの中に金属の額縁によって収められている。写真下隅には"E Brown Jr Hakotadi gapan 1854"のサインが彫り込まれている。