松前小島
紹介文
松前小島は、松前町から南西へ24km離れた、周囲約4kmの日本海上に浮かぶ孤島である。周辺は海食崖で囲まれ、島の大部分は火山噴火によってできた安山岩から成る。頂上周囲には旧火口とみられる窪みと緩い平坦面がある。
この島は、4月下旬から6月下旬にかけて、海鳥が産卵のため飛来する。ケイマフリ、ウトウ、ウミガラス、ウミネコなどの海鳥の繁殖地で、特にケイフマリ、ウミガラスは、この離島が繁殖地の南限となっている。 また、この島にはイタヤの林と冷温帯の草原が発達しており、学術上の価値が高い。