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法源寺古文書

指定 町指定
区分 有形文化財
指定年月日 昭和60年(1985)4月6日
所在地 松前町字松城
時代 近世
所有 曹洞宗松前山法源寺

紹介文

法源寺古文書は、寺院記録としては本道最古の『松前山法源禅刹縁記』寛文9年(1669)をはじめ、元和2年(1616)から明治5年(1872)に至る『法源寺過去帳』(7巻)や、文政4年(1821)から明治20年(1887)までの『法源寺公宗用記録』(全25巻、うち第5巻欠本)など41点である。
法源寺は、本道最古の禅刹として有名で、文明元年(1469)夏、若狭の僧随芳が奥尻に草庵を結び、延徳2年(1490)大館に移転、その後、元和3年(1617)から同5年(1619)にかけて現在地に移った。以来約500年を経て今日に至っている寺院である。
明治元年の松前城攻防戦では、兵火によって他の寺院とともに火災にあったが、幸いにもこの古文書類は焼亡を免れ、今日まで保存された。
これらの古文書は、寺院という角度から、当時の松前(福山)の状況を見たものであり、松前藩政史、宗教史、経済史及び庶民生活史を知る上で貴重な史料で、法源寺古文書以外の寺院記録で、町内に現存するものは既にない。全道的にも厚岸町国泰寺に残る『日鑑記』(全36巻)と同様に、歴史的に貴重なものである。

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