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月島奴振立道具

指定 町指定
区分 有形民俗文化財
指定年月日 平成9年(1997)2月14日
所在地 松前町字月島
所有 月島奴振り保存会

紹介文

月島町内の口伝では、松前藩登城奴のうちの奥方奴であり、寅向町(現字月島の一部)の上方にある足軽町の人々によって保持されてきたとされ、現在では、月島町内の青年層を中心に保存伝承されている。
奴振の立道具は、先触、挟箱2、鉄砲2、薙刀、弓、台傘、立傘、大鳥毛(長柄)2によって構成される。このうち先触棒は後代のもの、鉄砲も後に木製で作り替えたものであるが、他の諸道具は藩政時代のものを代々伝え、現在も使用されている。
道内には上磯奴ほか、いくつか奴道中が存在するが、いずれも明治以降に始まったものであり、道具も新しいものである。なお、藩主の奴は現豊岡にあった足軽の人々にとって保持されてきたが、明治以降に福島町に奴道具一式が売却され、これが福島町の奴道中の始まりだという。
 

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